AGITATION#12「ロフト・エクスペリメンタル/The Heavenly Music Corporation From Hell」(edit)
BLUE tal YOKOHAMAは2009年6月よりblue lineというロフトスタイルのライブアンビエントシリーズをキュレーションしていきます。
ここで実施に至るきっかけやその主張について少し綴ります。
「ロフト・エクスペリメンタル/The Heavenly Music Corporation From Hell」
"The Heavenly Music Corporation"をひとつのルーツに掲げ、かつて黒澤明に"地獄"として描かれたことのある街"黄金町"の映画館カフェを解放し、ノイズを通過した2010年代型「ロフト・アンビエント/ドローン」「ロフト・エクスペリメンタル」を実践する試みをBLUE tal YOKOHAMA -blue line-としてキュレーションし、その初回を6月7日に迎えます。
今からちょうど40年前の1969年、オーネットコールマンがソーホー地区にあった自宅の一室のスタジオをリハーサルやコンサート用として創造的ミュージシャンに開放したことを発端とし、やがてソーホー/ビレッジ地区に増殖した<ロフト>にて数々のアンダーグラウンドジャズのイベントが催された「ロフト・ジャズ」の手法に習い、blue lineでは既存のライブハウスのシステムから脱却し、開かれた実験の場として2009年型「ロフト・エクスペリメンタル」の実践を試みます。
blue lineの<ロフト>は、かつて黒澤明に"地獄"として描かれたことのある街"黄金町"の映画館カフェ。
音像に加えインディペンデントの短編映画とのクロスオーバーも試みます。
2010年代型の革新的な試みをイリーガルと準えての「青線=blue line」行為です。
blue lineは、2010年代型の新しい価値観をもった音楽表現とその聴き方を提唱し、それらを通じて現代との関わり方を考え楽しもうというテーマを持っています。
少し振り返ってみると、ロックやその他の音楽にのみならず映画や文学,空間デザイン,またその他様々な意匠において、90年代は"サンプリング"、00年代は"ノイズ"の時代であったと考察しています。
セルフパロディ/ダイジェストの90年代、デプレッシブムード一色の00年代であったと言い換えることもできるはずですし、無論それらは社会情勢から経済に及ぶまで無関係でないことは言うまでもありません。
今モードのポストハードコアやエクストリームメタルはプログレッシブ化をますます強めており、一部の異端ブラックメタルやゴシックドゥームメタルのアートワークにおいてはまるでECM化してしまっているとも言える昨今。
Oren AmbarchiやAidan Baker等に代表される現代的なスタンスで活動しているミュージシャンに注目してみても、近年の様々なアンダーグラウンドに共通して見受けられる一種の「アンビエント/ドローン化」の傾向は色濃くあるのです。
これらは何を現しているのか。
まずこの現象に対する興味が発端となりました。
かつてのジャズにおけるポストフリーゆえのモーダルインプロヴィゼーションを彷彿させるような。
変革の時は一定時期に盛んに起こるようで実際は絶えず変化し続けているものです。
現在活動中のミュージシャンの進行形の手法から現代の有り様を学びとろうという思いをBLUE tal YOKOHAMAは発足時から強くもっています。
次世代を見据え現在を考察し、そのひとつの解釈を提示することがBLUE tal YOKOHAMAの役割だと考えています。
そして次世代を予感させるモーダルなエクスペリメンタルサウンドを核とするBLUE tal YOKOHAMAの分室的シリーズのキュレーションの必要性を強く感じたのです。
blue lineでは普段はバンドメンバーの一員として活動しているミュージシャンのソロ活動も同時に紹介していきます。
極個人的なルーツやその他ファクターがいかに在籍するバンドサウンドのエッセンスとなっているかを聴き取ってほしいと願っています。
90年代のDJカルチャー以降、演奏技術の習得を伴わない新製品楽器が次々と消費され続け、それと同時に音楽ソフト販売の不振やライブハウス閉店の話題を多く耳にします。
これらの現象は00年代がノイズの時代となったひとつの裏付けとも言えるでしょうし、その反面として00年代型ノイズの終焉を現しているように感じています。
現在は演奏家やリスナー、プロアマ等一切の垣根を問わず、それぞれの主体性や意識が求められている時期なのです。
デタラメと即興演奏の違いとは、単なるマイナーと意識的なアンダーグラウンドの違いとは。
次世代の媒体フォーマットやマテリアル、共有という概念...
皆様はいかがお考えでしょうか。
未知なる世界の存在を知ることはとても楽しいことです。
あわよくばこの実践の場に一緒に立ち会っていただき、blue lineの提案するサウンドに親しみ楽しんでもらえたらなによりです。
BLUE tal YOKOHAMAによる新たな試みである「blue line」。
ロフトスタイルで実践されるこのエクスペリメンタルコミュニティは限りない可能性を秘めています。 (Text by BLUE tal YOKOHAMA)

ここで実施に至るきっかけやその主張について少し綴ります。
「ロフト・エクスペリメンタル/The Heavenly Music Corporation From Hell」
"The Heavenly Music Corporation"をひとつのルーツに掲げ、かつて黒澤明に"地獄"として描かれたことのある街"黄金町"の映画館カフェを解放し、ノイズを通過した2010年代型「ロフト・アンビエント/ドローン」「ロフト・エクスペリメンタル」を実践する試みをBLUE tal YOKOHAMA -blue line-としてキュレーションし、その初回を6月7日に迎えます。
今からちょうど40年前の1969年、オーネットコールマンがソーホー地区にあった自宅の一室のスタジオをリハーサルやコンサート用として創造的ミュージシャンに開放したことを発端とし、やがてソーホー/ビレッジ地区に増殖した<ロフト>にて数々のアンダーグラウンドジャズのイベントが催された「ロフト・ジャズ」の手法に習い、blue lineでは既存のライブハウスのシステムから脱却し、開かれた実験の場として2009年型「ロフト・エクスペリメンタル」の実践を試みます。
blue lineの<ロフト>は、かつて黒澤明に"地獄"として描かれたことのある街"黄金町"の映画館カフェ。
音像に加えインディペンデントの短編映画とのクロスオーバーも試みます。
2010年代型の革新的な試みをイリーガルと準えての「青線=blue line」行為です。
blue lineは、2010年代型の新しい価値観をもった音楽表現とその聴き方を提唱し、それらを通じて現代との関わり方を考え楽しもうというテーマを持っています。
少し振り返ってみると、ロックやその他の音楽にのみならず映画や文学,空間デザイン,またその他様々な意匠において、90年代は"サンプリング"、00年代は"ノイズ"の時代であったと考察しています。
セルフパロディ/ダイジェストの90年代、デプレッシブムード一色の00年代であったと言い換えることもできるはずですし、無論それらは社会情勢から経済に及ぶまで無関係でないことは言うまでもありません。
今モードのポストハードコアやエクストリームメタルはプログレッシブ化をますます強めており、一部の異端ブラックメタルやゴシックドゥームメタルのアートワークにおいてはまるでECM化してしまっているとも言える昨今。
Oren AmbarchiやAidan Baker等に代表される現代的なスタンスで活動しているミュージシャンに注目してみても、近年の様々なアンダーグラウンドに共通して見受けられる一種の「アンビエント/ドローン化」の傾向は色濃くあるのです。
これらは何を現しているのか。
まずこの現象に対する興味が発端となりました。
かつてのジャズにおけるポストフリーゆえのモーダルインプロヴィゼーションを彷彿させるような。
変革の時は一定時期に盛んに起こるようで実際は絶えず変化し続けているものです。
現在活動中のミュージシャンの進行形の手法から現代の有り様を学びとろうという思いをBLUE tal YOKOHAMAは発足時から強くもっています。
次世代を見据え現在を考察し、そのひとつの解釈を提示することがBLUE tal YOKOHAMAの役割だと考えています。
そして次世代を予感させるモーダルなエクスペリメンタルサウンドを核とするBLUE tal YOKOHAMAの分室的シリーズのキュレーションの必要性を強く感じたのです。
blue lineでは普段はバンドメンバーの一員として活動しているミュージシャンのソロ活動も同時に紹介していきます。
極個人的なルーツやその他ファクターがいかに在籍するバンドサウンドのエッセンスとなっているかを聴き取ってほしいと願っています。
90年代のDJカルチャー以降、演奏技術の習得を伴わない新製品楽器が次々と消費され続け、それと同時に音楽ソフト販売の不振やライブハウス閉店の話題を多く耳にします。
これらの現象は00年代がノイズの時代となったひとつの裏付けとも言えるでしょうし、その反面として00年代型ノイズの終焉を現しているように感じています。
現在は演奏家やリスナー、プロアマ等一切の垣根を問わず、それぞれの主体性や意識が求められている時期なのです。
デタラメと即興演奏の違いとは、単なるマイナーと意識的なアンダーグラウンドの違いとは。
次世代の媒体フォーマットやマテリアル、共有という概念...
皆様はいかがお考えでしょうか。
未知なる世界の存在を知ることはとても楽しいことです。
あわよくばこの実践の場に一緒に立ち会っていただき、blue lineの提案するサウンドに親しみ楽しんでもらえたらなによりです。
BLUE tal YOKOHAMAによる新たな試みである「blue line」。
ロフトスタイルで実践されるこのエクスペリメンタルコミュニティは限りない可能性を秘めています。 (Text by BLUE tal YOKOHAMA)

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