AGITATION#9「パレードの悲劇 -PARADE OF DISASTERS zine-」

はじめまして、PARADE OF DISASTERS zineというファンジンを作っている福田と申します。
主にハードコアやメタルを題材にしたファンジンですが、自分の視点で面白いと感じたものはなんでも取り上げていきたいと思っています。
では、なぜファンジンを製作するに至ったのか....
その経緯を少し書きます。
数年前までの自分はというと、ライブに行っては酒飲んで暴れて、日々の憂さが晴らせればそれで満足しているような状態でした(現在も基本的にはそんな感じですが...)。
しかし毎週のようにライブハウスへ通っているうち、それだけでは物足りなくなっている自分に気がつきました。けれども、自分は特に楽器ができたり歌えるわけでもないのでバンドもできない...そんなやり場のない想いだけが残っていきました。
そんなある日、体調を崩していたことから病院に行ってみると、特効薬も無いような重病指定の病気にかかっていると医者から宣告されてしまいました。
入退院を繰り返す闘病生活がしばらく続いて、ライブを観に行くことからも次第に遠ざかっていきました。
半年程ライブに行かない生活が続いて病状も落ち着いた頃、一通のメールが届きました。
以前ライブハウスで知り合いになった1人の男からのメールでした。
メールの内容は、今度ライブやるから観にきてくれ!みたいな内容のものであったと記憶しています。
平日のライブでしたが、めずらしく仕事も早く片付いたので行ってみることに。その男は、1人でグラインドをやっているという事以外、情報は皆無。
そして、ライブを見て衝撃を受けました。
それがGRIND-dcpsとの出会いでした。
彼のライブに何度も足を運ぶうちに、1人でも多くの人にGRIND-dcpsの存在を知らせたい!という欲求が湧いてきました。
すぐに頭に浮かんだのがインターネットを利用すること。
でも、なんとなく抵抗感があったので却下。
次に思いついたのが紙媒体であるファンジンの製作でした。
書店に流通している既存の音楽雑誌に以前から不満があったし、あえてアナログな手法で(昔ながらの切り貼りで)作ろうと思いました。そのほうが人間臭く自分らしい気がしたのです。
しばらく音信不通だったzenocideのメンバーに相談してみようと連絡をとってみるとかなり乗り気な反応で、ファンジン製作の想いは益々強くなっていきました。
活動を再開させた当時のzenocideのライブは、以前の彼等とは全く違ったもので非常に驚いたことを覚えています。その時のライブで共演していたISTERISMOやELIA51(現在のDEATHTRIBE)を観て、若手ハードコアバンドの新しい波が来ていることを実感しました。
偶然にも、そのライブの打ち上げでKAOTIC HERO zineのSO君(後にHARDCORE SURVIVESを立ち上げ、KRIEGSHOGの1stEP等をリリースする)と会う機会にも恵まれました。同世代にもこんな熱い奴等がいるのか!とうれしかったのを覚えています。
ちなみに、その翌日の高円寺DOMスタジオの一室(10人も入れば満員)で行われたISTERISMOのライブ音源がPARADE OF DISASTERS zineの1号のオマケカセットに収録されています。
BASTARD ROCK RECSのGURUさんとの出会いも強烈なものでした。
おそらく、世界で初めてパンクと二次元の融合を試みたレーベルのオーナーです。さらに日本で1,2位を争う、もの凄いエネルギーに溢れた人です。会うたびに刺激をもらいます(近日発売予定のP.O.D zine2号にインタビューが載るので楽しみにしていてください)。
こうしていろんなバンドや人間に刺激を受けたり励まされたりして、PARADE OF DISASTERS zineは完成しました。
リリース後、様々な反応をもらいました。
「しょっぱいもん作ってんじゃねーよ!!」等の散々な反応もあれば、「面白かったです。これからも継続してください!」という温かいメッセージもいただきました。
また、「いままで知らなかったバンドやジャンルに興味を持つようになった」という感想も多くもらいました。
P.O.D. zine 1号でUNHOLY GRAVEのKomatsuさんが「自分の企画grind freaksは、いろんなジャンルのバンドを知る機会になる、境界線を無くしたクロスオーバー的なものにしたい」と言っています。
自分がファンジンを作ったのも同様の気持からで、読んでくれた人の視野や考え方が広がるキッカケになるようなモノを作りたいと思ったからです。
ですから上記のような感想をいただいた時はファンジンを作って本当に良かったと思いました。
BLUE tal YOKOHAMAによる「BAYSIDE×GENOCIDE 2008」に出演するバンドラインナップを見たとき、これだけバラエティーに富んだ企画はなかなか無いと驚きました。
きっと観る人の中にある、先入観という邪魔な壁を跡形も無く粉砕してくれることでしょう。
自分もPARADE OF DISASTERS zineのブース出展というかたちで参加します。是非手に取ってご覧ください!
当日が本当に楽しみだ!!
(Text by 福田/PARADE OF DISASTERS zine)
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