AGITATION#5「血管 - Cohol」

こんにちわ。夜中の3時なんですけどこんにちわって言うと、なんだかモゾモゾっとした気持ちになりますね。locust starってサイトでダラダラと音楽の話をしている者です。こんにちわ。
皆さんロックは好きですか?ロックも様々ですな。ハードロック、メタル、プログレッシブ、ヴィジュアル系、ノイズ、オルタナティブ、ミクスチャー。たぶんここを見てる人はメタルが好きな人が多いのでは?自分もその1人です。
ヘヴィーメタルやスラッシュメタル、ドゥームメタルにブラックメタル、まだまだ掘り下げればスラッジにストーナーに、グラインドコア、クラストなどなどまだまだジャンルは日々、毛細血管の如く細分化されてるわけです。しかもその毛細血管は融合し全く新しい芽が登場する、毛細血管が太くなり動脈となりまた毛細血管を生みまた動脈となる。
来月行われる「BAYSIDE×GENOCIDE 2008」はまさに多種多様にバラバラに伸びた毛細血管が一箇所に集約する日となるでしょう。
そこで、今まで生きてきて人の役に立った事の無いこの俺に、コラム兼バンドレビューのオファーがあり5時間半の土下座のすえ、仕方なく書いてやってます。土下座をしたのは俺ですけど。
今回はおおいに話をそらしつつ11月23日に行われる「BAYSIDE×GENOCIDE 2008」に出演するバンドを紹介してくれと言われたので、ジャンルの毛細血管の隅々まで紐解き、ネチネチと紹介していきます。
ジャンルの毛細血管の中の1本に、俺のハートを鷲掴みにしてならない音を作り上げたバンドがいる。ブラックメタルのそよ風を運ぶそのバンドは心地よい激情のフィルターを通して荒れ狂っております。本来ブラックメタルとは90年代初めノルウェーの糞ピュアなサタニスト達(メイヘムなど周辺)が一丸となり立ち上げたインナーサークルという悪魔を崇拝する過激集団が起こしたムーブメントに近いジャンル。
悪魔崇拝(※1)、傷害事件、バンドメンバー射殺(※2)、教会放火(※3)などを繰り返し、悪行を自慢するサークル。
(※1:後日、悪魔を作り出したのはキリスト、または神。悪魔を肯定することは神の存在も肯定するという事で悪魔も否定し始める。真剣な...です。
(※2:メンバーの東部をショットガンで打ち抜き、カメラで撮影してCDのジャケットにしてしまった。犯人は元BURZUMのカウント・グリシュナックとされているが本人は否定。2008年現在も仮釈放中の逃亡で国内最高水準の脱獄警戒網のしかれた刑務所内で気楽に生活中。ちなみにBURZUM最後の2作品は刑務所の中で作成されリリースされた。)
(※3:教会に火をつけたのはまたもやカウント・グリシュナック。懲りない男です。燃え盛る教会を撮影して自身のバンドのフライヤーにし、悪行をインナーサークル内で自慢していた...)
もちろんブラックメタリストの全員がこんなことをしてる訳じゃないです!!!
(むしろ善良なブラックメタルバンドの方が大多数ですよ!誤解は厳禁。)
ブラックメタルの象徴的な音と言えばブラストビート、ノイズに近いハイトーンギター、これぞ悲壮感と言える金切り声のボーカル、などが上げられる。思想的活動や、インナーサークルのような活動は全くないし皆無、むしろして欲しくないが、嬉しい事に音のみでは物凄く最高の形で継承されたバンドがいくつもある。
そう、この日本でもブラックメタルは密かに熱いのである!
「BAYSIDE×GENOCIDE 2008」にもそんな黒い悪魔がいらっしゃってます!
そうcoholです!!
彼らをステージ上で初めて見た時は糞尿垂れ流す思いでした。実際ちょっとしか漏らしてなかったのが唯一の救いだ。彼らの音はブラックメタル的でありながらボーカルスタイルに悲壮感は薄く、逆に胸を熱くするほどのエモーショナルを吐き散らしている。そして何よりも特徴的なのがブラストビートを多用するブラックメタルでありながらDOOMやスラッヂに感化され、曲の展開によっては止まっちゃうんじゃないかって程のテンポに急変。基本ブラストの曲での急変スラッヂパートの威力はすさまじい。しかもその状態でもボーカルは狂ったように叫び続けている。恐ろしい。
活動は関東周辺からたまに関東以外にも足を伸ばしているようだ。
メンバーのひとり、bassのヒロマサ氏は以前横須賀や都内などで活動していたfive kinds squareのベーシストをしていた。
five kinds squareの音は例えるなら90年代中期〜後半のレーベルで言う所のEBULLITION的なTHE・激情!な音を出していて、あるツアーではyaphet kottやThis machine killsなどと会場を沸かせた仲なのです。現在five kinds squareは活動停止中との事であるが、ぜひ機会があったらチラ見することをオススメする。復活を切に願う。five kinds squareの音源は3曲入りDEMOとアメリカはNCからの刺客THE LADDER BACKとのスプリット、ENIGMATIC PROGRESSIVE SAMPLER VOL.2と言うコンピレーションで聞くことが出来る。
またfive kinds squareのボーカリスト柿沼氏は現在都内で活動中のtialaでドラム兼ボーカルとして物凄いカオスを撒き散らしている。音はサンディエゴカオスとでも言うべき一聴するとゴチャゴチャな変体サウンドに聞こえるが、The Locustのようなカオスにクリムゾンを無理やり捩じ込んで踊れるハードコアと激情で包んだような不思議な音。音源はtialaの2曲入りDEMOのCD-Rと、あと柿沼氏が自ら運営してるSATIRE RECORDSからリリースしているマレーシアのUTARIDとのスプリット、あとは単独ミニアルバムheapというCDで聞ける。
前記したマレーシアのUTARIDはorchidバリのカオスを巻き取らす危険バンド。素晴らしい。そしてその後にリリースされたTialaのミニアルバムhopeではメンバーチェンジで音もまたおおいに進化している。初期のピンボーカルにツインギター、ベース、ドラム構成から二人抜け、ドラムボーカル、ベース、ギターという構成にシフト。もしかしたら今はドラムが加入してピンボーカルに戻ってるかもしれないが、音の方はますます進化を遂げている。踊れるハードコア。ぜひ一聴あれ。
おそらく2003年ごろだろうか、coholとtialaとGauge Means Nothingはマレーシアツアーをし、異国を沸かせた。マレーシアも実はハードコアやカオティックが激熱で、先ほど述べたUTARIDもそのやかましいバンドのひとつである。ツアーを共にしたGauge Means Nothingは既に2005年に解散しており、my preciousなんかともスプリットを出していた。
音源は多数あり、どれも現在は入手困難。メンバーの一部はisolate,AFTER FOREVER、NITRO MEGA PRAYER、DANCE WITH MEなどでプレイしている模様。
そしてcoholのメンバーの至氏もまた色々なバンドで見ることが出来る。
現在活動中のHENOAはギターにcoholの至氏とheaven in her armsのメンバー、ドラムに元mynameis...と歌がエンフォース、ベースがENSLAVEと言うメンバー。まだ音源はないがジャンルレスで精力的に活動中。まだHPは無いがここのバンドのメンバーに直接連絡をすればライブ日程も教えてくれるはず。メンバーのうちのエンフォースの方は、アルカトライズという非常にマニアックな音源ばかりをオンラインショップで販売するサイトをやっている。お世話になった方も多いのでは?
また活動停止中であるが至氏はBlack line feaverでサポートでありながら後期の彼らのライブでまた凄い狂気を見せてくれていた。BLFはオーストラリア人と日本人の混合バンドで、初代ボーカルの不幸により、後期はボーカルにcleanerのメンバーとcoholのメンバーを加え活動していた。音の方は手数の多いドラムにくわえ、疾走感のある楽曲にシンガロングできそうな熱いボーカルが乗る激情というかなんと言うか、とにかく物凄いカオスを振りまいていた。
先ほど出てきたcleanerも現在活動停止中ながらベースレスで活動するカオティックバンド。 メンバーの中にはライブ中に1枚の絵を完成させる役割のメンバーがいて毎回素晴らしい色彩の絵を見せてくれていた。曲のタイトルもaka(赤),ao(青),ki(黄)など色で表されていて他のバンドには無い発送で面白かった。メンバーはoto recordsと言うレーベルも運営していて、cleaner自体フランスのGANTZとスプリットを出している。他にもハンドメイドのDEMO CDRとPCで見ることの出来る映像集がリリースされていた。現在ボーカルは、今回の「BAYSIDE×GENOCIDE 2008」にも出演するkillieのベースとして活動している。
HENOA繋がりでheaven in her armsのことも書きたかったが…僕自身が愛しちゃってるぐらい好きなので文字数がハンパ無い事になるのでまた後日。きっといつかBLUE tal YOKOHAMAの企画にもでくれるだろう。期待しています!
ちょっとだけ触れると都内の5人組バンドで、激情の新たなスタイルを提示しているカオティックというべきか、何とも形容しがたいトリプルギターバンド。激しく、壮大で、美しくもあり物悲しい。フランスツアーなどもしていて、DITOROなどとは何度もツアーをする仲だ。また、彼らは積極的に海外のバンドを呼び小さいハコながらも日本中をツアーして回っている。あの伝説的なキングオブカオスのorchidのメンバーが現在やっているAMPEREを呼び、同時期にkillieが呼んでいた元RAEINのメンバーがいるバンドla quoteと合同ツアーを行った。
だめだ…好きすぎて彼らのことを書くはじめると止まらないから、今回はこれぐらいにしておこう。ベースはメンバーチェンジしていて、恐らく抜けたベースはBlack line feverのメンバーとthree dozen thunderというバンドをしているらしい。
また、ここでheven in her armsの事には触れると思うのでその時に書きますね。
coholのベース、ヒロマサ氏はひとりDOOMバンドSAGYOとしても活動している。
一回しか演奏は見たこと無いが、はっきりいってハンパ無いほどの陰ナダークネスを撒き散らしている。アコースティックギターを持ち、イスに座り唸るように言葉を吐く。こんなDOOM見たことない。音源も出ているようだが自分は持っていないのでわからない。興味があったらメンバーに声をかけてみよう。
さて今回はネチネチとcoholについて繋がりのアルバンドをずらっと並べてみましたがいかがでしょう?聞いた事あるバンドや好きなバンドが以外にもcoholと繋がってたりしたんじゃないでしょうか?それだけじゃなくcoholがよくライブをしているライブハウスeMセブンの店長は先ほどあげたtiala(元five kinds square)の柿沼氏だ。バンド繋がりでもこんなに繋がってるのにサポートする側、受け入れる側にも実は物凄い繋がりのある人間がシーンを支えてくれていたりする。
ただ好きなライブに足を運んだだけ、でもそれにはものすごい数の人の繋がりや偶然の出会いによって新しい音楽への興味へと繋がっていく。11月に横浜のクラブリザードで行われる「BAYSIDE×GENOCIDE 2008」に足を運ぶであろうこれを読んでるキミ。もしくは「BAYSIDE×GENOCIDE 2008」で初めてcoholを見て度肝を抜かれてここを読んでしまったキミ。coholを知ったことでちょっとでも彼らのシーンに触れて興味を持ってもらえたら嬉しいです。
長いのにここまで読んでくれて、礼は言わないぜありがとうございます。
こっちは僕のやってるCDレビューブログです。
更新止まってますけど、よかったらチラ見してください。
(Text by あつし locust star/Life is Doom)
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